2010年11月20日土曜日

おすそわけ 第27回「果実」

熟れすぎた


イマイさんへ。
先日は、ニッポン全国短歌日和のことで突然メールしてしまいましたが、
イマイさんらしいエールをありがとうございました。
緊張していたけれど、イマイさんのメール読んで落ち着きましたよ。


そろそろ街にはクリスマスの文字が出てくるようになりましたね。
となると次は年賀状か。早いものですっかり冬です。
果実、ってお題をもらって考えたけれど、
私のなかでは冬のイメージが強いかもしれない。
みかんとか、柿とか。

一人暮らしして思ったのは、一人ではなかなか果物を食べないということ。
実家では、冬には段ボール箱いっぱいのみかんがあって、
むしろ義務のように「食べなさい」と出されたり、
夕飯のあとには剥いたりんごや梨が食卓に乗ったりしていました。
よくうちの兄はみかんを食べ過ぎて、足の裏が黄色くなってたなあ。
ほんとにみかんのせいかは知らなかったけれど。

りんご一個なんて一人じゃ多いし、
みかんも自分で買うほどではないし。
そう、果物に対しては、自分で買って食べるほどではないなあというのが正直なところです。
夏のスイカもそうだけれど、
果物が食卓にあるということは、なんだかあったかい感じがするなあと思いました。
家族のイメージというか。


それから、果実のなっている樹がなんだか好きです。
前、会社の近くにオレンジ?か何かわからないけれど、柑橘系のなっている樹があって、
その場所がすきで割りと昼休みに散歩に行っていました。
冬の柿がなっている、少しさびしい樹もすき。


思い出すけれど空気は乾いてて熟れすぎた柿ひとつ転がる


「果実」を詠んだこと、あんまりなかったなあと思います。
果実を詠み込んでる歌では、東直子さんの「廃村」の歌が好きです。


すっかり寒くなりましたが、個人的には年が明けてからが本当に寒いイメージがあります。
少し遅いかもしれないけれど、次回のお題は「冬じたく」です。
更新は約2週間後、イマイさんのブログで。

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