2009年12月22日火曜日

Unknown

真夏のクリスマス


イマイさん、こんばんは。
えいみーとのクリスマス企画と、ちょっと時期がかぶってしまったので、すこしだけ遅らせてしまいました。

前回の、「ゆいちゃん」とても嬉しかったです。
よかったらこれからも呼んでください☆
そしてイマイさんの、自分のための時間。
私はお香とか、アロマとか使ったことがなかったのでとても新鮮でしたが、
やっぱり香りのいいものは好きです。
シャンプーだとか、ハンドクリームとか、ささいなものでも出来るだけいい香りのものを選ぶようにしています。
甘すぎるものや強すぎるにおいは苦手ですが、ちょっといい香りがするとほっとしますよね。




さて、今回のキャンドルのお話ですが、実は夏の話です。

私は高校のころ合唱部に所属していました。
公立だったので特にキリスト系の学校だったとか、そういうことではないのですが、
よくうちの合唱部はラテン語の賛美歌を歌っていました。
最初こそ発音だとか意味のわからない言葉に戸惑っていましたが、
賛美歌は音がはまるとほんとに、ほんとうに綺麗なのです。
私はすっかり魅せられてしまって、
自分たちが歌わない歌のCDも顧問の先生に借りて、よく聴いていた覚えがあります。
特にクリスマスの歌のCDはお気に入りでした。
録音したものが実家にあると思いますが、時期的におそらくMDです。

私たちが引退するのは、3年生の夏でした。
毎年定期演奏会を開くのが7月末あたりだったのです。
その年の演奏会に、ひとつの部として、賛美歌を4,5曲歌うことになりました。
そしてその1曲目に、照明を落とした舞台上を部員がキャンドル(厳密にはランタン)を持って歌いながら歩く、という演出をしたのです。


Hodie Christus natus est
hodie salvator apparuit
(きょう、キリストはうまれた
きょう、救い主はあらわれた)


暗闇をさまよういくつもの小さな光。
演奏会が行われているホールを出れば真夏、きっと日照りと蝉の声があったはずなのに、
クーラーのきいた客席には、そのとききっとクリスマスの空気が降りたと思います。
そうであったならいいなあと、今でも思います。


今もふとどこかで賛美歌を聴いたりすると(最近では小雪のTVのCMであったかな)、舞台からの視界が思い出されて、何とも言えない気持ちになります。
歌っているときに舞台の上から見た照明の光は、いつもまぶしくて、かみさまのようでした。


歌声と光の区別がつかなくて あれはかみさまだったのだろう(藤野唯)






なんだか「キャンドル」とは少しだけはなれてしまいましたが、
キャンドルの思い出がこれしかないような気がしたので。。。すみません。
さて、次回の更新は新年です。
約2週間後、イマイさんのブログで、お題は「年賀状」です。
みなさま、よいクリスマスを。

2 件のコメント:

  1. 空山くも太郎2009年12月24日 17:15

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    はじめまして。通りがかりのものです。
    とても素敵な一首で、個人的には、思春期特有の感覚の研ぎ澄まされと危うさが聖なる雰囲気と重なってとても素敵だなぁと思いました。
    今年のクリスマスはこの歌で切り取られたような気がします。きっと来年からもクリスマスには、この歌を思い出すのだなぁという予感がします。
    本当に素敵な歌をありがとうございました。

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    空山さま

    はじめまして。コメントありがとうございます。
    お名前はいろいろなところで存じ上げております。
    あのときの情景は浮かんでいるのに、歌にすることがとても難しかったです。そう言ってもらえるととても嬉しいです。
    クリスマスはどこもきらきらしていて、まぶしいですよね。

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