2008年11月19日水曜日

一生

恋人にもらったものを、別れてしまったあとに捨てる時期は人それぞれだ。
友人は割とすぐに捨てると言うけれど、私はある程度時間が経ってから捨てる。
別に未練があって、そのものを見ては泣いたりしているわけではない。
それどころか見えないところにしまってしまう。
そしてその存在を忘れることもなく、日々を過ごしていく。
おかしいかもしれないけれど、そうすると突然「捨ててもよくなる」日が来るのだ。
だいたい数ヵ月後とか半年くらい後だけれど。
その日が来るとほんとうにすっきり捨ててしまう。
一緒に撮った写真もプリクラも、ストラップもお土産も、
別れた日にもらったピックも(そんなことをする男も男だけれどもらう私も私だ)きれいさっぱり。

もらったものを捨てることって、2度目の別れみたいだと思う。
時期は人それぞれだけれど、別れの後にもう一度ちゃんとその恋にさよならを告げて、そしてまた次の日からを生きていく。
未練はないといいながら、ほんとうはまだ後ろの方を見ていた自分も、
もう前を向いて良いかなと思える日が必ず来る。

同じことをまた繰り返すとしても、
その日はやってくる。ちゃんと。



忘れてもいいよともう言えるんだけど このまま会わない一生言わない

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