2008年7月25日金曜日

029:杖(藤野唯)

松葉杖ついてたユニフォーム姿の君さえまぶしかった夏、30度

Unknown

湯気ってさあったかいよね 当たり前じゃん ううんそういう意味じゃなくってさ

028:供(藤野唯)

供養ならいらないからと笑ってるその魂にはさわれなかった

027:消毒(藤野唯)

思い出を遮りたくてその肩に噛み付くようにして消毒を

026:基(藤野唯)

目を合わさないのが基本 奪うとき奪いきれなくなる気がするから

2008年7月19日土曜日

Unknown

泣いているときのあなたの声だけは忘れたくないだからまた泣く

レプリカを大事に抱えてた日々に最後のキスをして背を向ける

寂しさと悲しさを足して2で割ると愛しさにちょっと近づく気がする

寂しさと悲しさを足して2をかける なんでもいいからあなたに触れたい

息をしているだけなのにすぐそばにいてくれるのはたぶん奇跡だ

忘れたらまたふたりしてこの部屋に戻ってこようリプレイしよう



+++



30分位で詠んでみたいきあたりばったり短歌。
ちょっとの間離れてしまってたのでリハビリしていこうと思います。

2008年7月13日日曜日

025:あられ(藤野唯)

たくさんのあられを踏んできた両足 もう手離さない手離されない