2008年3月31日月曜日

春の雨が

雨音を聞きながら卵をゆでる 優しさ全部つぎこみながら

2008年3月29日土曜日

信号

信号の色とか見てたあなたにはわかんないなんて言われながら


+++


自分にもわかんない自分の気持ちなんて、伝えられるわけがない。

2008年3月23日日曜日

あらららー。

恋のようなものをしていた。
だけど年齢というのは厄介なもので、最近は長い片思いをすることがなくなってしまった。
昔はもっと、相手の都合もほぼ省みずに、ただまっすぐ向かっていられたのに。
脈がなくても、その日挨拶が出来たとか、それだけでもう一日の気分が違っていたのに。

今思えば、そっちのほうが正しい恋愛だったのかな。
最近は恋に似たものだとか、しなくてもよかったような恋愛のほうが多いかもしれない。

もっとちゃんと、あの頃のようなまっすぐな恋がしたいな。
もちろんあの頃よりは、相手のことも考えられる余裕も持っているけれど。
脈がなかろうが、相手にされてなかろうが、
簡単にあきらめられるものじゃないような。
きっと好きっていうのは、そういう気持ちのことだ。

神様がしおりをはさんだ だからまだ君との間に何も起こらない(藤野唯)




受賞記念

集英社the どくしょ かとちえの短歌daysが、年間の最優秀作品を選出するに当たって、優秀作(佳作)に選んでいただきました。

ちなみに最優秀作品はさかいたつろうさん、もうひとりの佳作はてこなさんでした。
このおふたりと名前を並ばせていただいてとても光栄です。
そして、私にとっては初めて短歌を選んでいただいた場所。
この先忘れることはないですね。きっと。


そして今、そのさかいさんとちょっと短歌コラボしようかというお話になっています。
ただいまいろいろと打ち合わせ中。
形になってきたらサイトのほうに上げようかなって思ってます。
短歌では初コラボ。
コラボ自体も昔友達と短編小説・イラストでしたくらいかなぁ。
楽しみです。がんばります。


題詠のほうも頑張らなくては。
ひきつづき、どうぞよろしくお願いします。

2008年3月18日火曜日

012:ダイヤ(藤野唯)

地下鉄のダイヤが乱れてるくらいじゃ泣きだせなくてふらふらしてる

2008年3月14日金曜日

011:除(藤野唯)

きらきらと輝くものと引き換えに君から私が除かれていく

010:蝶(藤野唯)

しがらみの一つも持たずに芋虫が蝶になるなんて信じたくない

2008年3月13日木曜日

009:会話(藤野唯)

耳を近づけてくれたりしたせいでひどくつたない会話になった

2008年3月9日日曜日

008:守(藤野唯)

そんな目で見ないでほしい 守らなきゃいけないものが出来たからって

007:壁(藤野唯)

自慢するための壁ならそうやってずっと中から見てればいいよ

2008年3月8日土曜日

Unknown

「かとちえの短歌ストーリー」、3回目にしてやっと投稿しました。
むう。
場所を詠むっていうのはなかなかむずかしいですねー
いつかストーリー付けていただきたいなあ。
でもレベル高い。。。


集英社の、the どくしょでやっていた短歌daysも終わってしまいました。
あれって今度発表になるのが第1期優秀作ってなってたけど、
じゃあ第2期もあるんでしょうか?
どうなんだろう。出来れば続いてほしいなぁ。
ひそかに期待してよう。


前にある人の短歌サイトで見た、歌人さん同士のコラボが憧れです。
いつかやってみたいなあ、誰かと短歌で何か。
ショートショートとかでも面白そうだけど。

006:ドラマ(藤野唯)

ドラマ化をしてほしくない本みたい 会わないでなんて言えるわけない

2008年3月6日木曜日

005:放(藤野唯)

放してと言われれば放してしまう きっと私は恋に向いてない

Unknown

傷口に砂糖ぬられたような気分 塩よりはまあ痛くないけど

2008年3月5日水曜日

スタート

題詠2008、はじめてみました。
まずは3首。まあまあ順調(?)です。
自分が詠み終えた題は、皆さんの歌をめぐっているんですけど(そうしないと影響されてしまいそうで)、
ひとつの題でこんなに全然違ってくるんだなーって
感心してます。
いやあ当たり前なんですが。
べんきょうになります|ω・)

相変わらず私生活は忙しいですが、
なんとか期日中に完走できればと思います。
短歌仲間も増えるといいなあ。
どうぞよろしくお願いします。

Unknown

本当は今にも千切れそうだから笑顔の理由は聞かないでいて

Unknown

叶わないことをお互い知っていて次会ったときの話をしている

2008年3月4日火曜日

Unknown

「お」が聞こえないおはようを聞きたくて今日もこっちの廊下から行く

2008年3月3日月曜日

祝しゅく♪

ほんとうはかすれた声がほしかったなんて話してる雨の降る朝

もう恋じゃないけど君のアパートにあったパイプのベッドが恋しい

とりあえずなんか飲もうか そこでお茶買って来るからまだ泣かないでよ

終わりだね 誰かと一緒に後悔をするのは嫌いだから笑うね


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勝手に題詠つづき097〜100「話」「ベッド」「茶」「終」です。
勝手に題詠も終わりを迎えました。
むー
おつかれでした…
すこしだけ遅れながら、2008のスタートラインに立ちたいと思います。
完走目指してがんばろ。

ひきつづき、どうぞよろしくお願いします|ω・)

22年目

暇だった頃は思わなかったけどやっぱこころに穴はいらない

質問があるなら聞くけどそれ以外話すことなんてもうないから

変わらずにやってくる朝のやさしさに気づいた22年目の命

真っ白いシーツが非日常的でホテルは誰と来ても眠れない

大好きなだめな男と別れたらお祝いするのが女友達

つぶれても笑ってくのが社会なら せめて窓を5センチ開けて

裏なんて見ないふりして春風とレミオロメンに洗われていたい

ケータイを水玉模様にしたいとか思いつく日を大事にしたい


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勝手に題詠つづき089〜096「こころ」「質問」「命」「ホテル」「祝」「社会」「裏」「模様」です。
のっけてはいますがまだ甘いなあという歌が多いかな。
変わらずに朝がやってくるということが、幸せなんだということを実感したのは東京に出てきてしばらく経ってからです。

今日はCDをたくさん借りてきました。
思い出したように音楽を充電しにTSUTAYAへ行きます。
10枚も借りてしまったけれど、今回割と当たりな気がします。

2008年3月1日土曜日

Unknown

逃げている途中で気が付く サイレンは私にだけしか聞こえていない

休憩中彼女が渡す水筒の中身はきっとポカリスエット

退屈というだけでなぜあんなにも救われたがっていたんだろうか

左手の小指の爪が割れていて 春のきざしは見ないふりした
 
こっち見てほしくて何も言えなくて好きな子に石投げちゃう子でした

どうせ来る明日から逃げるためにガムテープでドアの目張りをしました

暗闇を晴らすんじゃなく暗闇でただそばにいるだけじゃだめかな


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勝手に題詠つづき082〜088「サイレン」「筒」「退屈」「春」「石」「テープ」「暗」です。
石は投げたことはないです(笑)


3月になりましたね。題詠2008がスタートしました。
せめて2007を最後まで終えてからスタート地点に立ちたいと思います。